エクソダス
一昨日の夕方。外は雨。
猫の主とともに、猫が帰ってきた。
毎年恒例の予防注射を打ちにいってきたのである。
キャリーバッグごしにも、たいへんご機嫌斜めなのがわかる。
バッグをあけたとたん、猫主の手をすりぬけて走り出す。
脱兎のごとく。
もちろん、バカ猫をキャリーバッグに詰めこみ、注射で痛い目をみさせた、裏切り者のしもべどものそばになど一秒もいたくないという表明である。
不信感うずまき、すぐさまこの部屋を離れないと気が済まぬ。
しかし、雨が降っているうえに「注射の後なので、外には出さないよう」医者に言われているため、ドアは閉じられたままである。
おやつでご機嫌をとろうとしても、無視する(でもときどき、目の前にだされるとつい気を取られるところがバカ)。
別の出口に走るが、やはりそちらも、無情にも扉は閉ざされたままである。
度重なる、しもべどもの謀反に、怒りに震え、怨嗟の鳴き声をあげるバカ猫。
さて、今回の予防注射の際、「来年もう一度注射をするまで生きていたら、長寿猫ということで、どこぞのお役所から表彰される」という話を医者にされたらしい。猫の主が言っていた。
ペットの長寿を表彰!?そんなシステムが存在するのか・・・
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